
地下鉄出口の目の前が、白樺林。
鬱蒼と繁る白樺の足元には、点々と青いアジサイ。
ここ豊平公園は、地下鉄東豊線「豊平公園駅」を降りてすぐ。
道立の体育センター「きたえーる」に隣接する、そこそこに大きな公園なのだ。

樹木が多く森林のような公園だが、ゾーンによって随分と趣が違う。
公園らしく庭園になっているゾーンや、ひたすら樹木のゾーン、テニスコートや温水プールなどの施設もあれば、「緑のセンター」という植物の相談窓口がある温室まである。

池もある。
看板には「見本池」と表示され、観賞用の見本池であり、池の底を3種類の方法で作っている旨が告げられている。
「皆様の庭造りにお役立てください」と。
…なるほど。庭にねぇ。

ハナショウブの季節だ。
シックな「和」の印象ながら、一つ一つの花が大きいので、群生した時の存在感は見事。
こうして、見本園ではあるが、一般的な美しい公園である側面も、ちゃんとある。

辻々で、看板で誘導している「水琴窟」がこれだ。
ほぉ…こんな風流なものがここに…
と、竹に耳を当てようと近づくと、ひぇぇぇ筒の内側は、クモの巣だらけ!
恐る恐る、竹から5センチ位まで耳を近づけてみたが、水音は聞こえず…

水琴窟の周りには「見本園」とやらが、たくさんある。
設計者の主旨説明や、庭園のゾーニング図が掲げられているのだが、残念ながら無残に朽ち果てている…。
もともとは「林業試験場」だったらしい、ここ。こういう企画は、その名残?
小便小僧も、見本園の一部だったのだろう…。
日本家屋が少ない北海道では見ない「ししおどし」が、定期的にカーンと。
右に積まれているブロックは、ベランダ園芸の見本らしい…。
開園時には「まぁステキ」の声が飛び交っていたのだろうか…。今は「もったいない」の一言に尽きる。
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公園の中ほどに、バラが植えられている一角があった。
もしや、この壇上のパーゴラの元から、バラ園が一望できるのかも…と上がってみる。

大きなコニファーに阻まれ、バラ園の全景を見ることは出来ず。
しかしながら、このパーゴラ、もりもり緑が繁っていて、日除け力は抜群と思われる。
パーゴラの下にはベンチがあり、少々虫は多いが、暑い日にも是非。

ほぉら。
緑豊かで、きれいでしょう?
訪れた7月中旬、ピンクのバラが満開。
このゾーンには、見本園のような末路を辿って欲しくない。

通りかかる人々が、必ずと言っていいほど、写メで押さえてから通り過ぎる、赤いバラのアーチ。
満開のバラが多く、手前の白いバラからも、とってもいい匂いが漂っていた。

店頭と写真以外では、あまり見ない「スモークツリー」だ。めずらしい。
地下鉄出口付近の、道路と公園の境に植えられている。
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