藤本青果
Net-Working パーソン to パーソン

(Vol.004)
『STARWARS Japan.com』 運営事務局インタビュー


左から加藤欣司さん、中野秀紀さん、米庄靖之さん

 2005 年夏の最新作公開に向けて、映画『スター・ウォーズ』の周辺が再び慌しくなってきた。まず、サブタイトルが『エピソード3/シスの復讐』に正式決定。11 月にはティーザー・トレーラー(予告編第一弾)が日米でほぼ同時に公開された。同作をもって、シリーズが完結するだけあって、がぜん注目度が高まるなか、 さらに日本のファンには嬉しいニュースが飛び込んできた。ついに『スター・ウォーズ』公式サイトの「日本語版」がオープンしたのだ。その名も「STAR WARS Japan. com」。世界初、英語以外の公式サイトである。
 早速、同サイト運営事務局への取材を敢行。師走のお忙しいなか、運営スタッフの皆さんから貴重なお話をうかがうことができた。


ファン待望の日本語版 「STAR WARS Japan. com」

 
運営の中心的人物である中野さん。“オフィシャルならでは”というこだわりが印象的。
   

 「STAR WARS Japan. com」はどのように構成されているのですか?

A(米庄さん):基 本的に三部構成になっています。まずは、無料で閲覧できるページ。ここでは最新ニュースを発信する「最新情報(WHAT’S NEW)」、『スター・ウォーズ』全6エピソードの内容を解説する「作品紹介(THE MOVIE)」、さらに各キャラクターや舞台となる惑星、登場するマシンなど膨大な量のデータを網羅した「データバンク(DATABANK)」をご覧いた だけます。
 そして、有料課金していただくファンクラブ限定のページ。最後にオンライン・ショッピングもご用意しています。これら3つの大きな柱が「STAR WARS Japan. com」を構成します。

 「日本語版」が立ち上がった経緯を教えてください。

A(中野さん):来 年(2005年)『エピソード3』が公開される、というのがやはり一番のきっかけです。同時に、(ルーカス側も)長らく英語以外の公式サイトが無かったこ とは気にしていたようです。本国の英語版サイトには、アメリカはもちろん、アジアからも多くのアクセスがありましたから。

 実際に、どのようにスタートしたのでしょうか?

A(中野さん):打 ち合わせを始めたのは、8月末。ちょうど「トリロジーBOX」(旧三部作のDVDセット)の発売にタイミングを合わせようということになり、9月30日に プレビュー・サイトをオープンしました。そこから約2ヶ月かけて、本格稼動したわけです。その間の苦労は、実作業にあたったこの男に聞いてください。 (と、笑顔で隣に座る加藤さんの肩を叩く)

 作業面で苦労された点を教えてください。

A(加藤さん): 苦労は……限りなくありますね。とにかく、コンテンツ量が膨大すぎて、“どこまで手をつけていいものか”という感じでした。また、複数の翻訳によって、固 有名詞の表記にバラつきがある場合もあります。どの表記を採用するのか悩みました。同時にすべてのコンテンツに関して、アプルーバル(ルーカス側の認可) を取らなければいけない。これが大変です。
 今後は「STAR WARS Japan. com」が公式サイトとして、情報や表記の“基準”になっていくので、非常に神経を使います。

ファンクラブ「Jedi Order」には、魅力的な特典がいっぱい

 
  米庄さんが生まれた1977年は、『スター・ウォーズ』第一作が全米公開された年。“運命的なものを感じます”と米庄さん
   

 ファンクラブの会員募集が始まりましたね。

A(米庄さん):は い。会員には、一般会員とプレミアム会員の2種類があります。会費は、一般会員が月額630円(税込み)、プレミアム会員が月額1050円(税込み)で す。サイト内には会員限定のページがあり、特に最新作『エピソード3/シスの復讐』に関する情報が充実しています。製作ノート、メイキング・ムービー、日 本語字幕版と日本語吹替え版を含む予告編など、動画に力を入れているのも特徴です。今後は、秘蔵写真、壁紙、スクリーンセーバーのほか、掲示板といったコ ミュニティも展開していく予定です。

 プレミアム会員の特典を教えてください。

A(米庄さん):プ レミアム会員の方は、会員限定ページを閲覧できるだけでなく、オリジナル会員証とネックストラップを差し上げます。また、全国各地で開催される『スター・ ウォーズ』展示会の会期中、「プレミアム会員デー」を設けて、展示物と一緒に写真撮影ができるコーナーを設けることも予定しています。通常、写真撮影は禁 止になっているので、貴重な機会になると思います。さらに、様々なイベントを企画しているほか、ジョージ・ルーカスからメッセージ・カードが届けられま す。

 会員募集に対するリアクションはいかがですか?

A(中野さん):出足は好調ですね。本格的なプロモーションは、来年(2005年)からスタートさせる予定です。ですから、現時点で入会をされている方は、かなり熱心なファンといえるかもしれません。人気の高い『スター・ウォーズ』ならではだと思います。

国内外のグッズを網羅するショップ

 
現在、最も注目を集めているのが、このティーザー・ポスター。アナキンの運命を暗示したデザインが人気だ。
 

 ショップでは、どのような商品を扱っていますか?

A(米庄さん):現時点で多いのは、フィギュア系とポスターです。今後は、日本国内で発売されるものはもちろん、展示会でしか買えない商品、サイト限定販売のグッズも充実させる予定です。最終的な商品点数は未定ですが、おそらく数千種類になると思います。
 支払方法は、商品代引、クレジットカード決済、さらにSo-net独自の決済である「Smash決済」、電子マネーEdy/eLIO決済もご利用可能です。

 サイト限定グッズ、というのは気になりますね…。

A(米庄さん):どんなものかは、まだ内緒です(笑)。もちろん、事前にルーカス側のチェックもあるので、商品開発はリスト提出からスタートするんですよ。

A(中野さん):『スター・ウォーズ』グッズは種類も多く、すでに様々な種類のものがあります。ですから、公式サイトでしか作れないような商品を企画していければ、と思っています。

気になる今後の展開は?

 
  “やっぱり、アナキン・スカイウォーカーが気になります”という加藤さんは、少々、お疲れモード?!
   

 今後は、どのような展開が予定されていますか?

A(加藤さん):1月の終わりまでには、本国のサイトと同等の情報量になる予定です。また今後は、「最新情報(WHAT’S NEW)」のコーナーに、日本独自のイベント情報などを随時アップさせます。 まだ発表はできませんが…。

A(米庄さん):『ス ター・ウォーズ』は、やはり否が応でも、注目を集めるんです。苦労はあり過ぎて言えませんが(笑)、その反面、反響も大きくて、“やっぱり『スター・ ウォーズ』ってすごいんだな”と当たり前なんですが、改めて実感しています。早くもファンの方々から、熱心なご意見を数多く頂いているので、真摯に受け止 め、サイトに反映させたいと思います。

A(中野さん): 公式サイトなので、情報そのものが非常にダイレクト。今後はアメリカの情報はもちろん、日本でのイベントなど生の情報をどんどん発信していければと思いますね。もちろん、STAR WARS Japan.com運営事務局ならではの機動力を活かして、高いクオリティを維持したサイト作りが目標です。ぜひ、期待してください。



 
多忙なスケジュールのなか、誠にありがとうございました…
 
  ファンとして、どうしても気になるのは『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』に関する具体的な情報だ。ここはやはり“探り”を入れようと、質 問をぶつけてみたが「えー、お話できる情報はゼロです(笑)」(中野さん)ということで、見事に玉砕……。さすが、徹底して情報管理で知られる『スター・ ウォーズ』。現時点では、公式サイトで観ることができる予告編とファンクラブ内の「EPIII制作ノート」などのコンテンツだけが頼みの綱だ。つまり、 ファンクラブ会員になれば、どこよりも早く最新情報をゲットできる。今後、映画公開との相乗効果によって、「STAR WARS Japan. com」もさらに盛り上がるはずだ。チェックを怠るわけにはいかない、要注目サイトなのである。


■STAR WARS Japan. com
URL:http://www.starwarsjapan.com/

STAR WARS Japan.com運営事務局は、ルーカスフィルム監修の下、財団ハタステフティングとソニーコミュニケーションネットワーク株式会社(サービス名称: So-net)により運営されています。

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