藤本青果
Net-Working パーソン to パーソン

(Vol.021)

小樽生まれ、フランスを拠点に活動するジャズピアニスト
後藤理子さんインタビュー

編集長: この間は、理子さんにビックリさせちゃったね。(笑)
編集長: 東京タワー見ながら、鉄板焼きは美味しかったね。ガーリックライスはたまらない。やっぱ活あわびやエビも頼んで正解だったね。
編集長: あの素敵な理子さんのジャズが地元で聞けると言っていたけど北海道のスケジュールなどどうなったの?
編集長: 4公演!すごーい!


編集長: まずは、理子さんのことを札幌BBのスタッフに取材させてください。

編集長: すたっふー。いろいろ聞いて頂戴ね。では、映像仕事で地方ロケに同行してきまーす。


札幌BB(M):いつも、ああなんです。 このパーソンtoパーソンのコーナーで最後までいてくれたことがないんです。というよりいつもどこにいるんだー?と(笑)

札幌BB(M):宜しくお願いいたします。


札幌BB(M):理子さんのジャズピアノの主な活動拠点はどこですか?

後藤理子さん:フランス・パリを拠点にジャズピアノを弾いています。
母の実家が小樽で生まれは北海道小樽市、高校卒業まで神奈川県と東京都で育ちました。

4歳からクラッシックピアノをはじめ、97年にフィンランドへ音楽留学しジャズ理論を学び6年間ヘルシンキに滞在した後、2003年にフランス・パリへ移住しました。日本を離れて11年になります。


札幌BB(M):今回、フランスで活動しているピアノトリオでニューアルバムをリリースし、全国ツアーという事ですが。アルバム名は何という名前ですか?

後藤理子さん:LA PENDULE DU VOYAGEUR −タビビトノオキドケイ というアルバムを作りました。

日本を何年も離れているのに戻ってくるとずっとここに居たような錯覚に陥ったり、たった数週間、旅行へ出てフランスに戻るとなんだかとても長い間、そこに居なかったような気がしたり、そういった時空の錯覚を表現したいと思って作った曲がアルバムタイトルにもなりましたが、タビビトノオキドケイ(旅人の置時計)という曲です。


札幌BB(M):素敵!! 芸術だぁ!! 全国ツアーは何箇所巡るのですか?

後藤理子さん:アルバム発売を記念して全国16箇所、プラネタリウムやお寺さん、美術館にジャズクラブと嗜好を変えていろいろな形でコンサートをします。北海道でも小樽、札幌、室蘭とライブ予定です。
フランスで4年前から一緒に活動しているドラマーのギョーム・アーボンヴィルを連れての念願のトリオでの日本公演なので今からどんなコンサートツアーになるかとても楽しみです。


札幌BB(M):ジャズ ピアノ、ベース、ドラマ、あの感性がとっても素敵です。 みんなカッコイイ方なんでしょうね。トリオのメンバーについて教えてください。

後藤理子さん:ドラムのギョームとは友人を通じて知り合い、以来、一緒に演奏活動をしています。

フランス人には珍しく!?時間厳守、信頼の出来る良き仲間です。
フランスの人気ロックバンドから子供向けの音楽やマリオネット劇の音楽、アバンギャルドな即興グループからジャズマンまで何でもこなすマルチプレーヤーです。
魚が苦手な彼、寿司の国、日本では何を食べるのか心配していますが。(笑)

ベースのスズキ・ケンタローさんは同じくパリ在住の日本人べーシストで、パリではクラッシック、現代音楽のオーケストラからジャズや即興演奏まで幅広く活躍していて、各方面から引っ張りだこの人気です。


札幌BB(M):フランス在住ということでフランスでの生活について教えてください。

後藤理子さん:日本と比べると何もかもが大変のんびりしています。
その分、お仕事もペースが遅くて日本人からするとイライラすることも多々ありますが。(笑)
フランス人は自分をしっかり持っている人が多いのでとても関心します。
日本のように周りの目を気にするとか周りに合わせるいう考え方が本当にないようです。

その分、協調性に欠ける部分はものすごく多くてグループで何か作ろうとするとまとまりがなくてとても苦労しますが。

芸術に対してとても理解があってオープンなのでアーティストにはとても住みやすい国だと思います。
私の住んでいるモントロイユという街はパリの隣の街なんですが、アーティストの方がとても多い街でアトリエをかまえて製作活動されている方がたくさん住んでいます。ミュージシャンもとても多くて地元での交流も大変盛んです。
毎週ジャムセッションがあったり、カフェライブあったり普段の生活の中に自然に音楽があるところが好きです。
それから地元の皆さんは本当に明るい!コンサートで飲んだり笑ったり、陽気に踊ったり活き活きしています。
メトロポリタン都市なのでいろいろな人種が混ざっているところもすごく気に入っています。
自分が外国人であるという事を意識しないで自然でいられるというのは大事です。
フィンランドに住んでいたときはやはりアジア人は目立ちましたから。


札幌BB(M):6年間生活していたフィンランドはどうでしたか?

後藤理子さん:フィンランド人は日本人に似ていてとてもシャイだったり、打ち解けるのに時間がかかりますね。
その代わり、一度打ち解けると本当の意味での友達になれますが。
フランス人とは正反対で物静かで自分を前面に出す事があまりないのでコミニュケーションを取るのが難しいです。
表面的に感情が表れないのでわかりにくいんです。
夏は白夜で暗くならない代わりに冬は真っ暗で落ち込みます。
冬はマイナス20度まで気温が下がる事もありますし、厳しい気候です。
ただフィンランドの自然は素晴らしいです。街と自然がうまく調和しているところがすごく好きでした。
森に入ってブルーベリー狩りをしたり、湖で泳いだり時間がゆっくりと流れていました。

白樺が多かったり涼しい気候が北海道ととてもよく似ていると思います。
北海道の方が食べ物が全然美味しいですが。(笑)


札幌BB(M):トリオの目指している音楽とは?

後藤理子さん:情景の浮かぶポエティック(詩的)な音創りを目指しています。
ジャズや即興演奏というと難解だと思われがちですが、自然の中で聞こえてくる風の音や、木の葉の揺れる音、水の流れる音、そういった耳をすませば誰にでも聞こえてくるような優しい音をこのピアノトリオで表現できればと思っています。


札幌BB(M):すてき!素敵! 後藤理子トリオの音源試聴は、ネットで聞けたりするんですか?

後藤理子さん:音源試聴 http://www.myspace.com/rikogototrio より聞けますので是非聞いてみてください。


札幌BB(M):今日は本当にありがとうございました。
あ、アルバム!!うれしい!!札幌のコンサート是非、一番前で聞ききます!!

後藤理子さん:ありがとうございました。 編集長とは、またお食事することになっています。

札幌BB(M):たまには、札幌に長くいてくださいと伝えておいてもらえますか?

後藤理子さん:はい(笑)、伝えておきます。

本日は、お忙しいところありがとうございました。

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