藤本青果
FROM NEW YORK

ニューヨークより、ラウンドテーブル・シネマ情報!
(Vol.015) ニューヨークでもっともインディペンデントな映画祭リポート その1

皆さん、世界各地に映画祭は山ほどあるけれど、ここニューヨークで最もインディーな映画祭、 ニューヨーク・インターナショナル・インディペンデント・フィルム&ビデオ・フェスティバル(NYIIFVF)をご存知ですか。2月28日から3月6日までマンハタン内の2つのシアターで選ばれた作品が上映されました。毎年春と秋に開催されています。

今年は初日のオープニング・ナイトと最終日に劇場へ行ってきました。まずはオープニング・ナイトの様子から。ほぼタイムズスクエアに位置するチャイナ・クラブという名のライブハウスはイベントスペース、セレブのバースディパーティなどデビット・ボウィやボン・ジョビがセッションを行った事があるとかパリス・ヒルトンも来たよ〜など、いわゆる業界人がつるむクラブの一つ。
当日は暗い中に長いテーブルを並べ、トレードショーに店を出すかのように、資金的に余裕のあるインディペンデント映画制作者が、新作のチラシを並べ宣伝していた。インディ映画制作者ガイドブックにあるように、思った通りジャンルはホラーやサイエンス・フィクションが多い。
それとドキュメンタリー。これらは配給され易いと、ガイドブックにあるから。ちなみに最も難しいのが、ラブ・コメディのジャンルとされる。ん〜、確かにと、うなずける。

作品のランニング・タイムは最短で60秒というのがあった。残念ながら見逃しました。
60秒は作り手にとっては、決して短くはないものです。

ところで、ここに集ってきた制作者(多くは監督自身)やプロデューサー(これも監督が兼ねているケースが多い)の中には海外から飛んで来た人達も結構います。スペインからやって来たかなり年配の監督、でも作品は配給には中途半端な20分もの。作品はアート系なんですね、やはり。また、わざわざオフィスまで視聴版を持って来てくれた、中国の若い女性監督の作品も35分もの。でもこれはドラマなので見るのが楽しみな作品。

オープニング・ナイトでは映画をこよなく愛し創り続ける人々の情熱と、ひたむきな一生懸命さに触れる事ができました。それがまた、私にとっても励みとなっています。そして、全作品を世に送り出してあげたい気持ちと同時に、「これじゃムリよ、もっと勉強しなさいっ」というアンビバレントな思いの一夜でした。続きは次回に。

写真は宣伝用のポストカードなどに加え、映画タイトルを片面に刷り込んだm&mのチョコレートや、西部を舞台にした作品は、カカトに栓抜きの付いたウェスタン・ブーツのキーホルダーなどのプロモーショングッズ。

2008年03月12日(水)
ラウンドテーブル・シネマ代表 大橋眞澄

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