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この冬、雪が積もらなかったニューヨーク。
昨日は春のようにポカポカで、このまま冬は終わるのかも…。
今日はアメリカのインディ映画事情をお届けします。
昨今、アメリカの映画事情も製作者側(フィルムメーカー)にとっては益々厳しい世界となってきました。インディ系が最終手段として配給できる方法の究極がオンライン配信と言われています。このような、従来であればオンラインは配給手段として最終に位置づけられていたのが、現実、そんな甘い事は言ってられなくなりました。そして、いきなりオンライン配信(しかない)というので、ニューヨークではインディ系映画の製作者へ向けたセミナーが予約数20席(これも少なすぎるが)に対して1000名の予約があったそうです。どうしてオンライン配信がここまで重要視されるようになったのか。
従来迄は配給会社のライツ取得はほぼ、オールライツでした。その場合、配給は劇場、DVD(セル、レンタル)、機内などの施設、テレビ、そしてオンラインと露出メディアには順番というものがありました。フィルムメーカーにとっては、最後のオンライン配信は絞りカスのようなもので、そこからの利益は始めから期待外なのです。また実際、オンライン配信権利が契約上は含まれているとは言え、大手の映画以外、実際に配給される作品は非常に限られています。
そうです。フィルムメーカーには、今迄その知識がなくても何の問題もなかった訳です。
ところが、世の中に出す方法がオンライン配信しか残っていないとしたら?これはもう、その仕組みをしっかりお勉強しなければ出遅れてしまいます。それで、セミナー予約が殺到したのです。
オンライン配給は従来の配給会社とフィルムメーカーの関係ではなく、ポータルサイトを運営するIT業界とコンテンツホルダー(フィルムメーカー)が直接契約する、新しい形態と言える。そして、インディペンデント映画にとってはたとえ利益が少なくても、世に出るチャンスは多いに増えるだろう。
写真は俳優のモーガン・フリーマンが設立した、オンライン映画配信サイト:クリックスター
2008年2月20日(水)
ラウンドテーブル・シネマ代表 大橋眞澄
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