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さて、記事の続きを書こう。
(ここからは書き手の記事)
状況として、君が作る90分の長編映画がメジャーな映画祭で採り上げられる事を前提として、そこからどうやって稼いでいくかの話だ。
まず初めにプロデューサー・フィーなるものから。
君が今後のキャリアをスタートさせるには給料と名刺がまず必要だ。しかし大物のように、7桁の(ドルの7桁は円で億になる)のギャラを手にする事やそれが仕事として続くと考えるのは止めるべき。映画学校のテキストにはプロデューサーは給料として、製作予算全体の10%をもらえる事になっている。それがもし本当ならば、その10%は全てのプロデューサーと分けるという意味。含まれるのはエグゼクティブ・プロデューサー、共同プロデューサー、ライン・プロデューサー、それに製作会社のスタッフなど。結局は全体予算の4%もいただければ満足すべきだ。
しかし低予算映画の場合は?例えば$10,000(百万円)から$300,000(3千万円)の長編映画ならばもっと現実的に考えられるだろう。そして君が手にする金額は$400(5万円)から$12,000(120万円)の範囲となる。最低金額を知りたい?何も無いよりマシと考えるべきだし、映画製作期間中、アパートの家賃くらいは払える事を祈ろう。そしてこの長編映画が君の名刺代りとなる。
次に劇場公開からの利益について。
まずは君の初長編作が映画祭で劇場公開される事が決定した。そこで、君はもっと金を産み出すべき?大間違い!君のような新人の映画のうち、約95%が映画祭で、配給会社のバイヤーによって見い出され、”50−50”と呼ぶ契約を結んでいる。配給会社は言う、「我々はパートナーだ。だから売上げの50%は君のもの、……経費を差し引いた後でね。」ワオー!
ところが、経費を差し引いた残りの50%はどこにも無いだろう。50%=ゼロという意味。
そう、劇場公開の場合、前金としてのいくらかの現金を見る迄は契約してはいけない。その前金だって、もちろん利益から経費として後で引かれる。しかし、この契約がビッグな予算を持つ大手エージェントからの保障を得る為なら、充分にオーケーだ。
(続く)
写真はオーソンウェルズ監督「市民ケーン」の絵コンテの一部
2007年11月22日(木)
ラウンドテーブル・シネマ代表 大橋眞澄
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